冬が始まりました、今シーズンは暖冬傾向と聞いていますが、とはいえ寒波は何度か来るでしょう。
暖房のない工場は冷えますが、春を楽しみに頑張ります。

そんな冬が始まる前、暑い日がいつまでも続いていた10月末に完了した大きな仕事がありました。
はじめに図面を見たのは昨年の10月で、そこから手直し残工事を含めると11月14日に全ての作業が終了した長い期間を要した案件でした。
物量も過去最高に多くて、超小規模家具屋のうちでは当然やっつけれないので合計６社の同業者に製作物を割り振りして製作しました。
うちでは管理とクオリティーコントロールがメインの仕事になって、ほとんど作っていません。
以前から苦手意識があった管理という仕事は「向いていない」と確信が持てたいいきっかけでした。
これにて「大きな案件の元請け」は引退しようと思っています。

苦手だ苦手だと言いながらも製作してくれた諸先輩がたの助けもあってなんとか全ての家具が所定の位置に納まってホッとしています。
今回は通常ではやらないような「設備との絡み」が極度に多い案件でした。
配線ルートや分割方法など、いつもの製作ではあまり考えないようなことも考え込まないといけなくて、ハゲそうなほど考えました。
本当に難解でした。
それをやりきった自分を少しでいいから褒めて欲しい。

今回も多くを勉強させてもらいました。
お客さんに成長させてもらっているなと家具を作っていたらよく思いますが、これは一際です。

ともあれ作った家具を使っての生活が快適であれば本望ですね。
ありがとうございました。