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2022.08.08

風景


甲子園が開幕して空には入道雲がもくもくして暑すぎて街は少し静かです。
あだち充の描くような夏の日常の景色がそこかしこにあります。

いま「シティポップとはなにか」という本を読んでいます。
まだ途中ですが非常におもしろい本で、シティポップを軸足に当時の政治やカルチャーなどの時代の流れを論じています。
で、はっぴぃえんど以前以後の話があって、はっぴぃえんどが街の景色を歌詞にして歌った最初のロックで、その流れの先にあるシティポップはシーンを歌っている、と書かれていたハッとして納得させられました。
それは都会の夜景だったり、海辺の風景だったりするわけですが、どれもキラキラしていて少しノスタルジック。
そんなもの嫌いなわけがなく、自分をその歌詞の世界の当事者のように思わせてくれる。
シーンの目撃者、風景の共有がシティポップの魅力かなと読んでいて思いました。

話は繋がらないけど、音楽のことは置いといて、家具にもシーンを想像して作るのは重要なことです。
注文をくれたお客さんのことを知っていれたからこそ作れるものもある。
小さい子供がいるからいつもより少し面を丸く取ろうか、夫婦とも小柄な人なので高さを通常より1cm低くしてこうか、などなどお客さんが家具を使うシーンを想像して家具を作る。
これがオーダー家具屋の強みだよな、と家具の道を進み始めた頃に思ったのを思い出しました。
こういう初心って大事だと思っていても忘れるんですよね、忙しいと目の前のことでいっぱいで。
家具を作ることは風景を作ること、これ工場の書いとこうかな。

まだまだ暑いけど水飲んでしっかり休憩して乗り切りましょう。