壁に和紙を貼る
晩秋も過ぎて今日はクリスマス。
相変わらずコンビニくらいでしかクリスマスを感じない下町で生活していて、クリスマスより正月のことで動き回っています、師走です。
そんな中、築44年の中古で購入した自宅マンションのリノベーション工事は佳境に入っています。
11月末で大工工事が終わって、そこから塗装、クロス、電気、水道、ガスと設備工事が進んでいます。
例えるなら大工さんが作ったスポンジ(下地)に設備屋さんがデコレーションをしていく感じですね。
どんどん家が家っぽくなっていきます。
いままで「これいいな」と思って集めていた照明や蛇口なんかが取り付けられていくのは嬉しい。
工事の大半は各分野のプロに任せていますが、コスト削減のため一部はDIYで仕上げています。
そのひとつが寝室の壁に和紙を貼る、です。
ハタノワタルさんという著名な和紙の作家の方が施工した和紙の部屋を何度か見たことがあって、いいなと思っていたのと、
前職のボスの自宅でも壁に和紙を貼っていたのを見て、光の受け止め方が柔らかくてよかった記憶があって、真似をしたくなりました。
話を聞いて、Youtubeで動画を見て、ネットで調べて、道具を揃えて、見よう見まねで壁に和紙を貼り始めたのですが、難しかった。
よく言う「簡単そうにやっているのに、実際にやってみると思ったより難しい」そのものです。
仕事が終わってから深夜まで、夜な夜な少しずつ貼り進めていました。
四苦八苦、試行錯誤、しながらスピードは遅いですがなんとか2部屋貼り終えました、合計22時間かかりました。
昨日紙が乾いた自然光を受ける壁を見たのですが、綺麗でした。
人からお金をもらえるクオリティーでは全然ないけど、自分の家にDIYなら十分かな、といった雰囲気です。
自分の家に自分で手を加えるなんて機会は作るときくらいなので、良い経験でしたね。
また照明の光の反射加減もいいんですよ。
自宅マンションの工事は年内で終了です。
そこからは下駄箱作ったり、食器棚作ったり、ドア作ったり、家具屋の僕の仕事です。