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ホームブログ有意義な出張 - Magical Furniture
2021.10.25

有意義な出張


先週、すごく久しぶりに東京に出張で行きました。
目的は家具の見本市を見ること、自分の家具の営業をすること、この2点です。
あと市場調査ですね。

前回東京に行ったのは2019年の秋だったので、当然コロナ前でラグビーワールドカップが盛り上がっていて、翌年に控えた東京オリンピックに向けて東京はどこも工事中でした。
久しぶりの東京は相変わらずのごちゃごちゃしたエネルギーの坩堝のような街でしたが、外国人観光客がいない分、少し歩きやすかったかな。
神戸から飛行機で羽田に行って、まず東京ビックサイトの家具の見本市を見たんですが、海外勢がいなかったので会場は例年よりコンパクトになってて、逆に見やすいな、と思いながら練り歩きました。
コロナは皮肉にもインテリア業界にとって追い風になってる部分もあって、各社のブースも気持ち豪華だったように思います。
メーカーの家具のデザインもすごく良くなっていて、素材感も僕らが作る家具に近い。
少し前までメーカーのデザインって、素材も構造も無難にまとめようとしていた感じがしましたが、今回見たものは攻めてるのが多かった。
技術力のあるメーカーが、いい意味で力を抜いている感じで、我々のような超小規模家具屋はより模索の深度を深める必要がありそうです。
「こういうデザインはクレームを恐れてメーカーは作らない」ということは決してない時代になってきている気がします。

自分の家具の営業は良好で、気分良く神戸に帰れました。
やはり経費を使って出張してるので成果がないとモヤモヤしますからね。
2年前から展開している飾り棚シリーズの新作を、取扱店さまに見てもらいました。
素材のこと、使うシーンのイメージなんかを実物を見てもらいながら説明、こんなことも久しぶりです。
リアクションもよくて受注ももらえました。
まだパッケージとか用意できてませんが、こちらも早く進めたいですね。

あとは市場調査という名目で街を歩きまわりました。
話題の店に行ったり、他の都市で活動している同業者と話をして情報交換したり、など。
この2年で脱プラスチックが進んで、飲食でも物販でも、いいお店だなと思うところは緩衝材にも紙を使ってました。
割れ物はプチプチで包むのが当たり前でしたが、それも時代錯誤になりつつあるのかな。
マジカルファニチャーでも見直そうと思います。

そんなこんなで予定を詰め込んで、とても有意義な出張になりました。
やっぱり街を歩いて、人と話す、この行為は何よりの刺激になります。
次は来年のどこかで、また行こうと思います。