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ホームブログロシアのナラ
2021.05.31

ロシアのナラ


先週の大きなテーブル製作に続いて、この1週間はキッチンを作っています。
来月もキッチン製作が控えていて頑張りどころです。
今回のキッチンは幅が540cmと、超でかいので家具仲間と分担して作っています。
うちの工場は狭いのでさすがに540cmはキャパオーバーですね。
大枠の箱は作ってもらって、うちでは引き出しの口板と扉と天板です。
手がかりの形状や、扉にラタンを張ったりと凝った意匠です、素材もいいものです。
週末に据え付けなので、完成が楽しみですね。

で、製作しているキッチンの天板、ワークトップはナラの無垢材です。
幅540cmの半分はステンレスで、もう半分がナラ無垢材という意匠になっています。
今回はロシアのナラ材を使いました。
ロシアといっても北海道寄りの地域で伐採したものだそうです。
色も、目のつまり具合も綺麗ないい材料でした。

この仕事をしているとよく聞かれることがあって、内容は、
「やっぱり日本の木が一番綺麗でしょう?」
ということです。
僕も家具を本格的に仕事にする前はそう思っていました。
でも10年ちょっと仕事をしてきての結論は、
「そんなことはない」
です。

杉やヒノキはわかりませんが、家具で使う広葉樹はロシアや北米の材料の方がいいものだと思います。
ロシアは知りませんが、北米では100年前から計画伐採をして、植樹して、材木の循環をさせていたと聞いたことがあります。
先進的ですよね。
国産の広葉樹は数が少ないのですが、政治と為替の関係で値段は上下しますが、供給は北米材は安定してます。
国土が広大だからか、ロシア材も潤沢にあるようです、高いけど。
個人的にはロシアのナラが一番綺麗だなと思っています。
世界地図で見たら北海道もロシアも近いですしね、生えてる木は同じ種類なんじゃないかな。

このキッチンはそんなロシアナラを使って作っています。
塗装して、据え付けたら綺麗だろうな、と完成を想像しながら、もうひと頑張りします。