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2021.01.07

シャッターは開けて作業をする


寒いですね。
暖冬だった昨シーズンとは変わって、今シーズンはしっかり冷える波が来ています。
冬らしいといえば冬らしい。

今日は工場内の気温が2度になっていました。
北国や山間部に作業場を構えている人にはどうってことない気温だと思いますが、マジカルファニチャー的にはかなり寒いです。
狭い工場なのでストーブなどの暖房器具がなくて、寒さ対策は着込んで我慢の一択です。
そんな寒さでもシャッターは開けて作業をするのが僕のポリシーです。(風が強いと閉めるときもある)
家具を作っている姿を地域の人や訪れた人に見てもらえるようにと思って開けて作業をしています。

昔は近所に何かを作っている工場、人が暮らす家、畑や田んぼ、何かの事務所、などなどが混在していました。
誰かが働いている姿が身近に見れたように思います。
僕が幼少期を過ごした小さな町でも鉄工所で大きなものを火花を散らして作っていたり、田植えをしたり稲刈りをしたり、牛の世話をしていたり、人が何かをしている姿は身近に見れました。
でも近年は役割によって街が区分されているように感じます。
オフィス街、工場街、倉庫街、住宅地などなど、です。
昔はお寺お葬式をしていたけど、いまでは葬儀屋になって人目に触れないような建物で、死というものが隠されている感じもどうかなと個人的には思います、話は少しそれますが。
それはそれで効率がいいんだろうし、僕らみたいな騒音を伴う作業をする人には分けられている方がお互いにいいというのは理解できます。
でも、作っている姿が見えないというのはいいことかな?
完成品しか目にすることがないと、価値というか、大事に使おうという気持ちというか、人が手を動かして作っているんだという説得力が薄いように思います。
前職の作業場は大阪の中之島の美術館の横にありました。
オフィスビルも多かったし、タワーマンションもありました。
休日は美術館に来る人や、併設の科学館に遠足で来る小学生も僕らが家具を作っている姿を見ることができました。
昔の場所のトラックという家具屋も作業場の脇の階段を上がり、完成品のストック場を通りショールームに行くというルートが、ここで作っているという説得力がありました。
そんな姿を見習って、マジカルファニチャーでは作っている姿を誰でも見れるようにオープンな雰囲気を心がけています。
僕が家具を作っているのを見て育った近所の子供が家具に興味を持ってくれたら、それって嬉しいじゃない?