長く作り続けること

 

ここ数日はオリジナルのZOOスツールを作っていて、完成しました。

マジカルファニチャーを始めた６年半前から作り続けているスツールです。

お店をオープンして３ヶ月目に始めて売れた家具でもあって、思い入れの深い家具です。

前職の時にもサイズ展開のあるシンボリックなスツールを作っていて、独立したらマジカルファニチャーでも作ろうと考えていました。

いまでも注文をいただくことがオリジナルの家具では多くて、僕自身も気に入っている家具です。

 

シンプルな見た目と違って、製作工程は複雑です。

角度がついて、曲線があって、工程が多い。

始めは「えらいのデザインしてしまったな」と作りながら少しの後悔をしていました。

でも、人間慣れるもので今では精度よく、ペースよく作れるようになりました。

思えば名作と呼ばれるロングセラーの椅子も複雑なデザインのものが多い。

当然、始めて図面を見た職人は「これ作れる？」とか思ったことでしょう。

それでも長く作り続けると改善が重ねられて、効率よく美しいものが作れるようになる。

熟練していくってことですね。

このZOOスツールも長く作り続ければ製作工程も洗練されていくかもしれません。

長く作り続けることって大切だなと、暑い暑い8月末に感じました。