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2020.06.15
いい天板ができました。
梅雨に入ってジメジメと湿気の高い日が続きますね。
気温が高いのは平気なんですが、湿度が高いのは体力的に苦手です。
木の加工にももひとつな時期です。
いまはタモ材でテーブルを作っています。
幅240cm × 奥行き100cm × 厚み4cm の立派な天板です。
いつも作っているテーブルの天板の3倍近い体積で、重い。
奥行きもあるので7枚の板を接ぎ合わせています。
よく言う「無垢材のテーブル」と言ってもいろいろで、集成材も無垢なら大きな耳付き1枚板の天板も無垢です。
今回のように接ぎ合せて天板にするのが一般的ですが、接ぎ幅に注目してくれたら僕らのような家具屋は報われる思いです。
それが価格に直結していて、表記が同じ「無垢のテーブル」でもモノとしての存在に関わる大きな要素だと思っています。
うちの場合はテーブルを作るときの1枚の板の幅は12cm~20cm程度が多いかなと思います。
価格的にも加工性的にもそれくらいがバランスがいいという判断です。
いい天板は長く使えて、どんどんその家族の記憶を刻んでいける深い大きなキャンパスです。
今回は久しぶりのタモ材でした。
いい天板ができました。