ブログ
ホームブログさて6年です。 - Magical Furniture
2020.04.01

さて6年です。

3月28日でマジカルファニチャーは6歳になりました。
独立した頃に生まれた友人の子供が小学生になると聞くと時の流れを実感します。
大人はたいして見た目が変わらないですが、子供はどんどん大きくなる。
人の子は成長が早い。
さて6年です。
僕が20歳頃に関西で吹いていた家具ブームの風にほだされて、家具屋をしたいと思ってから随分経ちました。
同じ風にほだされた家具屋仲間も周りにいて助けてもらいながら一人で丸6年を迎えれたことは感慨深いところもあります。
僕より下の世代に未だ出会わないのが少し気になりますが、、、。
今年から2020年代となるわけです。
よく音楽や映画なんかのカルチャーでは10年ごとに区切りをつけて〇〇年代の音楽と語られることがあります。
家具はそういう区切りとは縁が薄いですが、でも家具屋としては2010年代は変化があったと感じています。
安い家具、高価な家具の差がはっきりしてきて、広がった。
DIYが流行って、ホームセンターやネットでは簡単にそれなりのものが作れる道具や金具や材料が増えました。
これが優れもので僕もお世話になっていますが、アマチュアとプロの違いが素人目には区別しづらくなったかもしれません。
そのカウンターなのか、北欧などの輸入家具も再注目されたように思います。
歴史のある確かなものが求められていたんですかね。
まさかアルテックの直営店が日本にできるとは、カフェアアルトが京都にできるとは、思いませんでしたね。
中間に立っている(と思っている)僕らのような超小規模家具屋の家具は厳しかったのが10年代ですね。
リノベーションという言葉が定着して、そんなリノベーション案件の仕事が増えたのが救いです。
新居に合ったものを少し高くても作ってもらいたい、そういう価値観を持った人に支えられてマジカルファニチャーは6年やってこれました。
2020年代はなにが起こるのか。
AIとかサブスクとかシェアとかの単語を聞きますが、家具屋に影響あるかな、といまいちピンとこない。
スマホとSNSが起こした変化が2020年代にもあるのかどうかはわかりませんが、僕らの仕事は大昔から変わらない、道具を使って木を削り家具を作るという仕事です。
このシンプルさが家具屋という生業の魅力だと僕は思っています。
6年目も前を見て、たまに初心も思い出しながら頑張ります。
よろしくお願いします。