旅行
フィンランドのヘルシンキとスペインのバルセロナを旅行しました。
暑さも去って爽やかな日がバルセロナでも続いて気持ちいい。
建築のことはそんなに詳しいわけではないのですが、ガウディの生きた時代のバルセロナで起こったモデルニスモという流れには興味がありました。
それまで続いたゴシックやロココみたいなカクカクした建築とミースやコルビジェなどのモダンでシンプルな建築の間に、とても短い期間でバルセロナという都市のみに生まれた有機的な曲線とカラフルな装飾でつくられるモデルニスモ。
なぜ局地的に短期間で発生して消えていったのか、とても興味深いです。
今も建設中のサグラダファミリアは僕にとって世界一ワンダーな工事現場かもしれません。
バルセロナは暑かった、ヨーロッパの人は「ピレネーより向こうはアフリカだ」なんて言うとか聞いたことがありますが、気温は高く、人々も明るい。バルセロナの街は鼓動が聞こえるような熱気が常にありました。ご飯もワインも美味い。
そんなバルセロナを後にしてヘルシンキに来たら、とても静か…。
人口が少ないから街中でも人は少ない、それにバルセロナほどの観光都市でもないので観光客も少ない。
空気は澄んでいる、緑も多い、過剰にうるさい店も無い。とても清楚な都市だと思った。
郊外のアアルトの自邸に見学に行っても静か…。
客は僕を含めて5人、近くに湖があって街路樹も大きい、家も大きい。
アアルトの家は空間の切り方、光の入れ方が綺麗だった、決して派手ではなく慎ましい素敵な家でした。
フィンランドは冬の北陸の雪で静まりかえった雰囲気と似ているように感じた。
福祉や教育や税金のことでよく話題に登るフィンランドも仕組みに不安の声があるとも聞く。
景気のことでスペインは危ないとニュースでは言っていたが街は活気がある。
世界を見るのは楽しい、けど神戸の街もいいもんだ。
ということでマジカルファニチャーではフィンランドで買い付けてきたものを少し販売しています。
家具屋の目線でセレクトしたので偏ってますが、ぜひご覧ください。