この3年間
立夏が過ぎて、夏のような暑さの日も多くなりました。
北欧の真夏がこれくらいの気候で、ちょうどいいなと、日本の夏を脱出した僕は思っていました。
日本の夏もこれくらいで止まってくれたらいいのですが、ここからあと10度近く気温が上がりますからね。
ゴールデンウィークが終わってから日本では新型コロナが5類に移行されてインフルエンザと同じ扱いになりました。
マスクの使用も個人の判断になって、飲食店やコンビニではアクリル板やビニールを撤去している店も増えましたね。
僕自身も3月上旬のマスク緩和から子供を病院に連れて行く以外はノーマスクで過ごしていて、ここ1ヶ月はマスクしていないです。
初めはなんかスースーするというか、見通しの良さにソワソワしていましたが、すぐに慣れてすっかりコロナ前に戻りました。
コロナ禍になってから知り合った人でマスクしていない顔を初めて見る人もいて「こんな顔だったのか」となんだか初めましてな気分になることもあります。
街の景色も活気も戻ってきて、裏のゲストハウスには連日外国人がチェックインしています。
戻らないのはガソリン価格と航空機のチケットの値段ですね。
そんな僕の中ではすっかりコロナ前に戻ったわけですが、ふとこの3年間を振り返ると夢を見てたような気分になります。
最初の緊急事態宣言の時には街から人が消えて昼間でも深夜くらいの人と車の交通量で、コンビニしかやっていない。
コロナ、というか衛生面での夫婦間の認識の差も表面化されてちょっと険悪になったりしたし、ウィルスという見えないものに怯えるのがわけわからなくなったり、出口が見えない状況が辛かったり、いろいろあったなぁ、と思い返されます。
そんな中でも政治や医療関係だけでなく、街の居酒屋みたいな小商いの人まで、あれやこれや知恵を絞ってジタバタして少しでも前に進もうとしていました。
これは結構しんどかったたし、我慢もたくさんしました。
そのコロナ禍が5月8日以降、急に過去の出来事になったのが印象的だなと最近思ったわけです。
つい2ヶ月前までコロナコロナ言っていたのに、虫歯を抜いたようにいろいろなことから解放された気分です。
この3年で僕ら小売の主戦場は店からネットへ大きく移動しました。
それがこれから少しは戻るのか、むしろ加速するのか、興味深いところです。
政府にはこの3年間の総括と反省をしっかりまとめて今後に活かしてもらいたいと思います。
ともあれ、コロナ禍はもうゴメンですね。
猫には関係ないニャー。