先日、3月28日でマジカルファニチャーは７周年、７歳になりました。
これもひとえに広くみなさまのおかげだなと感じています、ありがとうございます。

もともと思い出というのを細かく記憶していないので、創業当時のことはだんだんと忘れていっています。
でも不思議と失敗や後悔なんかのよくない記憶ほど覚えているものです。
たまに「家具を作っていて好きな作業は？」とか「家具作りは楽しい？」なんかの質問をされることがありますが、答えに困ります。
家具を作っていて好きな作業は特にないし、家具作りが楽しいとかもない。
もちろん嫌いではないから続けれているわけですが、日々の製作で楽しいと思うことはほぼないですね。
でも、やりがいは感じることはあります。
主に納品の時に。
自分でデザインを考えて、製作して、納品したものが喜んでもらえる。
このシンプルな仕事の流れが好きで、納品というゴールで達成感を感じるわけですね。
そういう人がほとんどじゃないでしょうか。

これは何に近いかなと、人に説明する言葉を考えたことがあって、スポーツに近いと思うに至りました。
例えば高校球児が部活で走ったり、素振りを何千回も繰り返したり、そんな練習は楽しいとは違いますよね、きっと。
でも野球が好きだから続けられるし、なんのためにしんどい練習をしているかといえば、「試合でヒットを打つため」だと思います。
で、ヒットが打てたら嬉しい。
上手くなっている実感が嬉しい。
だからまた練習する。
僕にとっての家具屋の仕事もそんな感じです。

すみません、なんでも野球に例えがちです。

基礎練を大切にしつつ、試合に備える。
８年目も頑張ります。
よろしくお願いします。

店主：小寺昌樹