オリーブの木を切りました。
先日、奈良に行って樹齢200年の枯れたオリーブの木を切りました。
新規オープンのパン屋さんの店内装飾のようなもので、京都の友人の花屋さんedalabからの依頼でした。
遠くスペインから運ばれてきて、残念ながら枯れてしまって行き場のなかったオリーブが、奈良のパン屋さんにエダラボが生命を吹き込み着地した。
人が動かしてここまで来たわけですけど、大冒険ですね。
すごく久しぶりにチェーンソーを使って丸太を切りました。
底が丸いので、自立するように底を整えてほしいとの依頼です。
木こりの人がやっているような立っている木を切るのはそれなりに危険なので僕はしませんが、倒れている木なら刃を挟まないように気をつけていれば大丈夫です。
あまり経験はなかった作業ですが上手く切れて安定して自立させることができました。
オリーブは固かったですが、やればできるもんですね。
あとは台車に固定して店内に運び入れて倒れ止めのチェーンで固めて僕の作業は完了です。
ここからはこのオリーブを土台にエダラボの装花が施されます。
後日完成した写真を送ってもらいました。
見事なオリーブが現れていて驚きです。
僕ら家具屋は段取りと準備が命みたいなとこがありますが、花屋さんはアーティストみたいな即興性や場と素材のインスピレーション重視な感じがして新鮮です。
こういう仕事は刺激的でおもしろい、定期的にしたいとも思いますが機会は少ない。
でもそれでいいと思います。
本業の家具製作がしっかりあるというのが大切なはずです。
僕は家具を作って、エダラボは花を飾る。
で、たまに一緒に仕事をする、それがいい。