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2024.09.23

ストックホルム&ヘルシンキ研修 3日目まとめ


ストックホルム&ヘルシンキ研修 3日目まとめ

ストックホルム3日目は朝から天気が良い、ただ昨日の雨で季節が進んだ感じがあって肌寒い。
今日は郵便局に行きたかったので いつもと違うルートで中央駅まで歩くことにした。道中はどうやらストックホルム1番の繁華街だったみたいで近代的な建物に大型店が連なっている、ユニクロもあった。郵便局は百貨店みたいなところの地下にひっそりとあって見つけるのに時間がかかった。スウェーデンにも昔は国営の郵便局が日本と同じようにたくさんあったらしいけど民営化で郵便業務はスーパーがすることになり郵便局というのは少なくなったらしい。

用事を済ませて近くの公園の屋外カフェで軽く朝食を済ませてから今回のストックホルム旅行の最大の目的地であるアスプルンド設計の森の墓地へ。地下鉄で20分ほどで思ってたよりアクセスがいい。
到着していよいよ脚を踏み入れると空気が変わった感じがした。静かで落ち着く。広い広い敷地内は大きな木がたくさんあって芝生は青々としている。建物は大きいんだけど森のスケールに比べて控えめで主張もしてない。自然の一部という感じがする。あくまで主役は自然と人の祈りだという意図があるように思えた。建物は古典的ともモダニズムとも言い切れない境い目な佇まいで適度な古典様式の雰囲気が心を落ち着かせてくれてるように感じた。今までは自分が死んだらお墓はいらない、お墓はアースなんて思ってたけど、残った人が死んだ人のことを思い出すこういう場所はあってもいいなと思えた。あと印象的だったのはランニングしたり散歩に来てる老夫婦がいたりして公園使いされてること。敷地内の教会ではお葬式をしていて 滞在中にも3組のお葬式を見た。その横で自分の時間を楽しんでいる人もいる。生きることと死ぬことがここでは一緒にあるんだなと思えて自分の死生観が変わった体験だった。

森の墓地を2周してから次の目的地の教会まで30分歩く。SNSで見かけたボリストロム&リンドロース設計のソーダレツ教会へ。外観はレンガでできた要塞のような重厚感があって教会に入る時のドアを開ける緊張が増す。少しの勇気を出して重いドアを開けると中は光の綺麗な幸福感のある空間になっていた。建物の中庭から印象的なステンドグラスを通して入ってくる光は柔らかい。祭壇の飾りも簡素。内部も同じレンガで天井の高い空間を作っている、同じ素材なのに受ける印象がこうも違うのかと思った。

市内中心部に戻って晩御飯にハンバーガーを食べて明日のフェリーターミナル行きのバス乗り場の下調べをして街ブラしながら宿に戻ってこの日は終了。

ずっと行きたかった場所に行けて満たされた1日になった。