少し前、息子が１歳になりました。
これまでは乳幼児だったのが幼児になって赤ちゃんを卒業したことになる。
赤ちゃんで亡くなるのは寂しいけど、すくすく育ってくれているのは嬉しい。
よく１年無事に生きてくれたと思います。
最近少し歩けるようになった息子は自分の行きたいところにスピードを上げて向かっていく、これからも自分の進みたい道を自分で決めて歩いて行って欲しいと思う。

息子が生まれる前は不安が大きかった。
仕事に割ける時間が減ってしまって製作はできるだろうか？
オムツは変えれる？ミルクはあげれる？寝かせることができる？
子育てを楽しむことはできる？
わからないことだらけの未知の領域に足を踏み入れるような心境でした。
でも人間は順応するもので、３ヶ月経つ頃には息子が愛おしくてたまらなくなっていました。

大人になるとできるようになることより、できなくなることの方が多い。
体力的なことなので仕方がないけど、目は悪くなるし、身体は硬くなる、要は老化だ。
イチローですら40過ぎたら引退したのだから抗えない。
でも息子はこの一年でたくさんのことができるようになった。
0.1もなかった視力もずいぶん良くなったみたいだし、寝返りから始まった動きたいという欲求はついには２足歩行まで習得した。
食べ物も半年前までミルクしか口にしなかったのに今ではカレーライスまで食べている。

子供が生まれて生活は一変して、自分の時間というものがほぼ消滅しました。
ジムに行って踊っていたのも退会したし、週一で行っていた銭湯にも滅多に行けなくなった。
お風呂で本を読むことができなくなったし、見たい映画も見れなくなった。
頑張って働いて年に１回楽しみに行っていた海外旅行も行けない。
育児とは諦めることと見つけたり、という心境。
でも、嫌ではない。
不思議なことに。
先日も息子と２人で新しくできた児童館に行ってたくさん遊びました。
歩いたり、触ったり、投げたり、こけたり、舐めたり、そんな息子の行動を見ていると十分に楽しい。
運動不足とほぐされることのない身体が少し心配だけど、もう少し大きくなったら再開したらいいかなと思っています。

あと少ししたら保育園に通うことになる息子。
始めて社会に触れることになるわけだけど、思い通りにいかないこともたくさんあるけど腐らないで頑張って欲しい。