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2020.10.04
焦らず少しずつ
久しぶりにトラスシェルフを作りました。
昨年末に作って以来なので、10ヶ月ぶりです。
昨年の春からBecame a place と銘打って飾り棚の製作を始めて少し経ちまして、まだまだ頑張らないといけませんが、少しずつ注文をもらえるようになりました。
家の中の余白である壁が、自分の好きを添えれるスペースになるような棚を作っています。
今回のトラスシェルフは別注でアメリカンブラックチェリーを使って製作しました。
反りの影響が極力少ないように通常はナラ材の柾板をつかっています。
4枚の板を組み合わせるというデザイン上、反りは禁物です。
チェリー材の柾板は材木屋さんになくて、かといって板目で作るわけにもいかないので幅広のチェリー材を買って、柾目部分を切り取って製材しました。
厚みが9mmと薄いので、大きめに製材して数週間置いときました。
そして少し削ってまた置いとき、3回目の作業で仕上がり寸法まで削りました。
その甲斐あって薄い柾板のチェリー材は綺麗に製材ができました。
焦らず少しずつ、これは木取り作業でも大切なことです。
その後の作業も順調に進んで、綺麗なトラスシェルフが完成しました。
そんな久しぶりの製作で治具を出してきたら、ちょうど一年前にラグビーワールドカップの試合が神戸であった日に作ったものでした。
ひょんなとこで一年前を思い出すきっかけに出会って、ラグビーで盛り上がっていた日が懐かしく感じます。
工場の裏にあるゲストハウスにアイルランド人がいっぱい泊まってビール飲んでいたなぁ、と。