東京でデザイン、製作をしているBP.の新作のスナップキーリングがマジカルファニチャーに来ました。
昨年の秋に紹介してもらって初めてBP.の方にお会いして商品を見たときは心躍りました。
男っぽい無骨な印象を受ける一方で細部まで配慮されていて、ギミックというか、、、構造が妙に僕の心をくすぐります。
なにより既存のパーツの組み合わせで製品を作るというブランドコンセプトがものづくりをする人間にはグッとくる。
小さい頃にお金や技術がない中でホームセンターのバラで売られているネジや金具と拾った木材でなにかできないだろうか？とラックの前で腕を組んでいた経験が僕にはあって、共感する人もいると思う。
そのあたりをBP.の商品はつついてくる。

今回の新作です、と案内をいただいて写真を見るとこれまたグッときた。
スナップキーリングには家具屋には馴染みのある真鍮の連結ワッシャーが使われていた。
他のパーツも丁寧に選ばれたのが手に取れるクオリティーです。
それでいて使い勝手も申し分ない、鍵を通してコインでギュッと締めればネジは固く固定される。
隙間からベルトループやカバンの肩紐や取っ手に通せば取ろうとしないと取れない収まり。
佇まいも上品だ。

BP.の商品には初心を思い出させてくれるという魅力があります。