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2014.10.19
素材そのものに価値がある
9月からワシントン条約の適用によって、ロシアや中国から輸入していた木材を対象に大きな輸入規制がかけられました。
輸出に制限がかかって、これまでロシアや中国から材料を輸入して家具を作っていた世界中の家具屋や木工所は影響を受けることになります。
木材の流通は変化して北米材にもニーズは集まると思います。
そうすると木材の値段は確実に上がりますね。
やむやむ価格改定をする家具屋も多いことでしょう。
日本は森が多い国ですが、家具に使う広葉樹の木材はほとんど出回っていません。
針葉樹の森も多くの問題を抱えています。
家具では材料のほとんどを輸入に頼っているのが現状です、たぶんこれからも、。
日本では資源の問題は木材も避けて通れないことだと言えます。
昔から家にある家具、
実家に眠っている家具、
例えば40年前に作られた家具は、今同じ値段で売られている家具よりも、ずっと良質な素材を使っていることがあります。
古くてガタがきているかもしれません、新しいものが魅力的に見えるでしょう。
でも古い家具は素材そのものに価値があることも多いです。
是非、捨てようと考える前に素材の価値という見方をしてみてください。
これからの時代、今よりもっと長く使うこと事態が大切になると思います。
修理やリメイクも家具屋の大切な仕事です。