髙橋石材さんの新しい試み
今年はそこまで暑くならずに気持ちのいい5月を過ごせています、真夏はどうなるか、、少々心配ですが。
そんな夏に向かう5月にいつもマジカルファニチャーの石のプロダクトでお世話になっている高松市牟礼町の髙橋石材さんに声をかけていただいて石の天板が乗るテーブルの脚を製作しました。
なにやら髙橋石材さんの新しい試みで石の薄板を切り売りするというのを始めるそうで、その提案の一つで石のテーブルを展示するというものだそうです。
大理石を使った家具はヨーロッパではよく見ますが、日本でのイメージはまずは「高そう、、、」ですね。
材料自体の価格は実際はそこまででもなくて、高くなっているのは磨きや細かな穴埋めなどの加工費が大きい。
それは庵治石でも似ていて、石の目によっては木と同じくらいの価格だったりします。
まだわかりませんが、おそらくこのテーブルも椋木のテーブルくらいの価格になると思います。
テーブルでなくても石の薄板っていろんな使い方ができる素材です。
直接パンをこねれるし、耐熱性も抜群だから熱々のフライパンを直接置くこともできる。
耐天候性も強いので雨ざらしでもほぼ劣化しません。
石っていつも目にしている身近な素材だけど、生活に取り入れるには身近ではない。
髙橋石材さんの薄板の切り売りはそこのハードルを下げてくれる試みですね。
まずは鍋敷きくらいの大きさの発注でもよさそうです。
インテリアは新しいものというのを作るのは難しい。
いまだに半世紀以上前にデザインされた家具が世界中で愛されている分野です。
でも現代でものづくりをしていると新しいものを作らないと商売は厳しい。
たくさんの人がたくさんのアイデアを出してたくさんのプロダクトが生まれている。
そのほとんどが消えていくけど、いいものは残る。
そのいいものははたしてなんだろうか。
過去の名作に目が奪われるのはよくわかるけど、たまには今を生きている人が作ったものも見てください。
髙橋石材さんの新しい試み、どうぞよろしくお願いします。
