羽生結弦の４回転アクセルに挑戦する姿に勇気をもらい、大谷翔平の常識が通用しない活躍に胸がときめき、ワールドカップでは日本代表の金星に興奮してメッシがチャンピオンになったことに心底よかったなぁ、と感動した2022年。
相変わらずコロナコロナの毎日で、ロシアのウクライナ侵攻に端を発したエネルギー問題、急激な円安による原材料費の高騰。
世の中では様々なところで様々なことが起きている。

そんな2022年は自分の中でも大きすぎる変化があった、2月に子供が産まれた。
産まれる前はとにかく不安だった。
これからの生活がどうなるのか、仕事は同じようにできるのか、売り上げ減るよな、大丈夫か、自分の時間はなくなるよな、別に子供が好きとかはないけど自分の子は愛せるのか、子育て。
と、不安だらけ。
不安が解決するのを息子は待ってくれるわけもなく寒い雪の降る日に世界に飛び出してきた。
とても小さくしわくちゃで、か弱かった。
息子との生活が始まると時間のほとんどが息子に費やすことになった。
新生児の子育ては慣れない作業の連続だし、合っているのかもよくわからないし夫婦で意見も割れる。
なんせ大変、それしかなくて息子が心から可愛く思えるまで３ヶ月かかりました。
日々たくさん食べて、たくさん寝て、できることが増えていく様を見てると情が湧く。
それまでジムに行ったり映画を見たりしていた時間は消滅したけど嫌ではなかった。
不思議なもので、したいことできないし、正直しんどいけど息子の寝顔を見てたら自分のことなんて別にいいかと思えてくる。
親になるとはこういうことかもしれないと思った。

子育ては大変だけど楽しい、今はそう思っているけどやばいこともある。
自営業なので決まった勤務開始時間があるわけではなくて、融通がきいてしまう。
息子が産まれるまでは10時には作業開始にしていたけど、いまでは早くて11時になってしまっている。
息子が起きてから離乳食作って、オムツ変えて、片付けをしていたら１〜２時間経ってしまっている。
家での疲労を長めの昼休みでリカバリーしようとしてるし、残業もできなくなってしまった。
体感としては作業時間は30%減って感じです。
自分の作業時間が減った分は作業を外注してもらってカバーしていますが、そうなると当然ですけど利益が減る。
原材料費の高騰も相まって、売り上げは変わらなくても収入が20%〜30%ほど減っているように思う。
これは良くない、事業継続に響いてくる。
保育園に通えるようになれば改善されるか、それはわからないけど期待しつつ改善できるようにしないと、、。

家具の方は2022年も忙しくさせてもらいました。
神戸以外からの問い合わせも増えて、3年前から始めた飾り棚の販売もいい感じです。
でも神戸のお客さんが減ったように思うのと、ショールームに来てくれる人が減ったのが気になります。
魅力的な店作り、これは原点なので改善したい。

総括すると悪くない１年でした、ぼとぼちが一番いい。
2023年は家具に使う材料を取り巻く環境が良くなることを願います。
ほどよい価格で品質も問題なく、安定供給される環境になってほしい。

というわけで本年もお世話になりました。
2023年も謙虚に頑張っていく所存です、よろしくお願いします。