木を曲げる加工
6月になりました、上半期最後の月です。
家具を作っていて、よく聞かれることに「自身で木を曲げてるの?」があります。
マジカルファニチャーのショールームで作っている椅子を展示していて、笠木(背もたれの部分)に曲がった板を使っていて、それを見ての質問ですね。
他の家具を作っている人だと自分で曲げている方はたくさんいてますが、うちでは「曲げ加工の工場から買っています」が答えです。
木を曲げる加工って自分でやろうとするとすごく大変、まず木を薄く製材するのが大変、型に嵌めて圧着するのが大変、その上に時間がかかる。
でも専門の工場だと曲げる用の材料と設備が整っているので、比較にならないくらい綺麗にたくさん作れます。
結果コストダウンになる。
一度見学に行きましたが、おもしろいようにどんどん積み上がる曲がった板は壮観でした。
オリジナルの飾り棚 Curved Wood Shelf もその曲げ板を使って作っているので、この曲げ加工工場には大変お世話になっています。
でも先日連絡があって「作れなくなるかも、、、。」と言われました。
昨今の木材を取り巻く環境もあって懸念していたのですが、とうとう来たか。
なんとか継続できないか、方法を模索しないといけなくなりました。
長いこと行っていないけど、久しぶりに工場にも行かないとなぁ、と考えています。
長く仕事をしていたらどんな業種でも社会の変化に影響を受けますよね。
小さなくすぶりだった問題がコロナで加速して目の前に現れてきたことの多いこと。
柔軟に対応していかないとな、としみじみ思います。
頑張ろう。