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2018.03.15
『○○屋』みたいな感じ
お店という場所と、人目に触れるように作業できる工房を持っていると、いろんな人からいろんな相談を受けます。
僕は家具屋なので、大半は家具のことなんですが、広く『木で作るもの』のこともあります。
まな板を削り直して欲しい。
思い出のバットを飾るケース。
スピーカーを置く棚
までは特殊ではありますが、木工所としては当然できます。
もっと珍しいのが、
テントの張り替え。
ドアの調整。
包丁を研いで欲しい。
自転車のフレームの修理。
なんかもあります。
考えてみて、できそうな内容なら基本的に受けるようにしていますが、
どうして家具屋のうちに、そんな幅広い相談が来るのか、。
自分だったらと、いろいろ想像したら他に聞けそうなところがないな、と思いました。
少し昔までは、近所に『○○屋』みたいな感じで、専門職の小さな商いをしている人はいたように思います。
田舎に住んでいた小さい頃の記憶でも、何かを作っている光景というのが日常的にあったような気がします。
それが今ではずいぶんと減ってしまって、困っている人がいるんだな、と実感しています。
いろんな相談を受けるのは、マジカルファニチャーを始めた時の『作っている姿が見える店』という思いの結果だと思うので、歓迎です。
なんでも聞ける器用な人、そんな人が町内にいればゴミも減らせるんじゃないかな、とか思っています。