結果は3時間48分
2月24日 大阪マラソン 走ってきました。
初めてのフルマラソンは初めての体験だらけの42kmでした。
昨年の4月に離婚しようと言われて別居が始まり家に早く帰る必要がなくなりました。
ぽっかりできた時間に何をしよう、と考えたらお金のかからない仕事終わりでもできるランニングがよさそう。
もともと独身時代はジムに通ってエアロビをしたり筋トレしたりしていましたし、独立前まではロードバイクを趣味にしていて身体を動かすことに飢えていた。
以前からマジカルファニチャーの並びにある鞄屋さんに誘われていたのもあるし いい機会だなとネットでランニングシューズをポチッと購入するところから始めました。
どうせランニングをするなら目標があった方が身が入る、達成がやや困難ならなお良し。
そう思って「大阪マラソンでのサブ4」を目標にして走る日々が始まりました。
初めは5kmを3日に1回走っていて、慣れてきた6月頃には10km走る日も挟むようになって、9月には初めてハーフの21kmを走りました。
夏は夜でも30度超えの熱帯夜が続いていたのでしんどかったし、走っても走ってもタイムは伸びないし心が折れそうでしたが「涼しくなったら20秒は早くなる」と言われ腐らずに走り続けました。
ただ走るだけなのに脚の着き方、離し方、腕の振り、腰の位置などなど、こんなにも奥が深いのかと痛感しました。
日々のランニングでは膝が痛くなったり、忙しくて走れない日が続いたりして順調とは言えない時もあったけど自分のペースで距離を重ねていきました。
10月になって少し涼しくなると本当にスピードが出せるようになって60分で12kmを走れるようになりました。
年末には30km走をやって、1月末にもレースペースで33km走り、大阪マラソン2週間前にはハーフマラソンの小さな大会にも出ました。
いけるかも、と自信が芽生えてきたらレース10日前に膝を痛めて休息が必要になりました。
大会前の調整はちょっと失敗して焦っていましたが、3日ノーランで迎えた本番には痛みはなくなっていました。
10ヶ月前から練習をしてきて本番の大阪マラソンでは緊張していましたが集中できていたかなと思います。
スタート待ちの時は極寒だったし、走っていると雪が降ってくるし寒いレースでした。
ハーフの時には速い人に引っ張られてオーバーペースになっていたので反省して時計を見ながら淡々と自分の設定ペースで走り続けました。
調子が良かったのは35kmまでで、未知の領域の残り7kmはペースダウンしていろんなところが痛くなってきた。
それでも気合と根性(私は最後の運動中に水飲むな世代)で踏ん張りました。
ラスト2kmは頭がぐわんぐわんしてくるし、脚は自分の脚ではないみたいな感覚になってきた。
そしてゴール、結果は3時間48分。
目標達成です。
ゴール後は疲労がどっときて 脚も痛いししばらく呆然と立っていました、終わった、とも思いました。
みんな初マラソンでサブ4は凄いと言ってくれますが、あわよくば3時間45分切れるのでは?と思っていたのでちょっと悔しい。
でもこれが今の自分の実力ですね。
ランニングを始めてからは常にどこか痛いし、寒い時は走るのが嫌になる。
でもストックホルムで走ったりヘルシンキで走ったり、皇居ランをしたり、いつものコースでもランニングをしていないと見れない景色を見れたし、味わえない体験もできた。
大人になると練習を重ねて本番に挑む緊張感とかもなくなるけど、マラソンはそういう若い頃の感覚を思い出させてくれました。
ランニング始めてよかった。
次は秋の神戸マラソンでのサブ3.5を目指してまた走りたいと思います。
でもいまはマラソンのダメージがかなり残っているので来週からかな。


