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2024.12.21
いわゆる心の風景
師走のホームセンターはいつもより賑わっている。
掃除用具を買いに来てる人、収納用品を買いに来ている人、12月はそんな人が多いように感じる。
ホームセンターは老若男女さまざま収入のさまざまな趣向の人が来る稀有なお店だと思う。
さまざまな人が来るけど一様に目的は汚れを落としたい、収納用品を使って整理したいとかの「暮らしの改善」だろう。
昔、学生の頃に読んだナガオカケンメイの本の中で「ホームセンターに並ぶもののデザインが良くなれば日本はかっこよくなる」みたいなことを読んだけど、その通りだなと今になって実感を伴って思う。
そんな師走のホームセンターは週末になると混んでいて、車を止めるのは売り場から遠い屋上駐車場になりがち。
夏の暑い日は屋上に車を止めると車内はサウナ状態になるので嫌なんだけど、冬は車内を太陽の光でほんのり暖めてくれるので階段で上り下りするくらいはいいかなと思える、冬の日差しは弱いけど優しい。
で、屋上に車を止めようと登ると六甲山の色づいた山並みがよく見えた。
西から東へずっと連なる山脈なのでワイドな山並みは表情が豊富で綺麗だ。
子供の頃は六甲山の北側で生活をしていたので寒い日は白くなった六甲山をよく見ていた。
独立して神戸で仕事をするようになってからは南からの六甲山を毎日のように見ていて、いわゆる心の風景になっていると思う。
大都会の東京に1週間出張に行って帰った時とか、海外旅行から帰ってきた時とかはもちろん見てホッとするし、田舎の山ばかりのところから帰ってきても六甲山の山並みは特別に見える。
慌ただしい師走の中で立ち止まらせてくれて身体を伸ばす時間をくれた風景だった。
来週はクリスマス、そして正月へ。
体調に気をつけてぼちぼち行こうと思う。