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2019.10.26
いるか?いらないか?
日々なにかしらの家具のようなものを作っていると、いるか?いらないか?の判断はとても多い。
図面をもらって製作する仕事なら図面通りに1mmも崩さずに作るのが僕ら家具職人の仕事ではあるけれど、図面を描いた人(設計士だったりデザイナー)とある程度仕事の回数を重ねて信頼関係ができてきたら、こちらから図面に対して提案することもあります。
いわゆる職人の意見ってやつです。
多いのは「いる?いらない?」です。
見た目に現れる意匠は尊重しますが、強度面でのこういう判断はおおよそ作る人の方が経験がある。
作ったものが長く使えるように不安な箇所には部材を追加したり、そこまでしなくても大丈夫という箇所からは省いたりします。
今回はパテーションの脚の補強材を省きました。
この方が他の家具との意匠的な相性がいいと思ったので。