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2017.04.14
ミニマルな照明
東京の蔵前にALLOYというお店があります。
店主がデザイナーで、プロダクト開発やディレクションなどの仕事をこなしていて、自身のオリジナルの商品も展開しています。
東京出張の時にBP.さんと打ち合わせをしていて、帰りの飛行機まで少し時間があるので、近くでお勧めの場所を聞いたら「きっと好きですよ」とALLOYを教えていただきました。
地図をもらってトコトコと歩いていたら、革の問屋が多いなと感じました。
他にもいろんな中規模の商品を作っている会社が多い。
ここも灘高架下と同じでものづくりの街なんだ。
ALLOYに到着して扉を開けると静かで、広くはない店内でしたが商品がゆったりと飾らず置かれていました。
どの商品もこれでもかというほどシンプルで、でも真鍮やアルミがキラッと色気を添えている。
そのものの凛とした綺麗な佇まいが印象的です。
僕の店にも置いて家具と一緒に提案したいと思い、店主とお話をして、マジカルファニチャーでも一部取り扱いさせて欲しいとお願いしました。
快く快諾してくれて、いまALLOYの商品が神戸のマジカルファニチャーにあります。
そのひとつが写真の『モーガル照明かさ在り』『モーガル照明かさなし』
電球をとりつけるモーガルソケットに頭の配線部分を隠すフタだけをつけたというペンダント照明です。
ソケットに裸電球という照明は数あれど、ここまでミニマルな照明は初めて見ました。
本来は隠す部分である陶器のソケットをあえて見せることで、陶器としての魅力が見えてきます。
部屋のコーナー部分なんかにさりげなく灯して欲しい、そう思います。