展示用の什器の製作です。
丸い台と長い台。
丸い台はスタッキングできるようにしているので、専用の転がりの良い台車に天面を下にして積み重ねることができます。
収納もスペースを取りませんし、女性でも出し入れができます。
ものを運ぶのは男の仕事とされているので、なにかイベントをするとなると重く大きなものをたくさん運ぶことになります。
経験があるのですが、男性の少ない職場だと、これは疲れます。
せめて設置場所までは運んでこれるように、移動のことも考えてデザインしました。

長い台は長さ４mと大きいです。
長くて大きいのでいろんなものをいろんな見せ方で展示できると思います。

どちらも天板に、今は貴重な素材であるラワンの無垢板を、脚にはタモの丸棒を使っています。
違う素材を使うことや、ラワンという材料もあって、ノスタルジックな印象です。

デザインで全体的にイメージしたのはフィンランドの建築家アアルトです。
彼のデザインした家具はシンプルで愛嬌のある家具が多いです。
それは他の巨匠がデザインした家具にはない印象で、僕は好きです。

素材：オーク