ホワイトオークの原木の製材
先日、大阪の岸和田市にある服部商店という材木屋がひらいている勉強会に参加してきました。
服部商店はマジカルファニチャーの家具の材料をよく仕入れさせてもっらています。
木へのこだわりが強く、品質にもなんの心配もなく、安心して任せられる信頼できる材木屋です。
この日の勉強会はホワイトオークの原木の製材でした。
マジカルファニチャーの家具でも使っていて、今後も広葉樹家具材の主力として長いこと使っていくであろう木です。
産地は北米で、この日の木はオハイオ州からやってきたそうです。
ホワイトオークと一言で言っても種類は20種ほどあって、生えている州によって微妙に違う。
色味や木目の雰囲気がなんか違うなと思っていたらそういうことだでした。
今後は樹種も産地も気にしなければならなそうです。
また等級のつけ方もアメリカ式でこの日の丸太は一番上のベニヤグレード。
社長が言うには上から2つぐらいまでは大丈夫、それ以下だと割れが多くロスが出やすい。
下の方の等級は産地もごちゃまぜで売られているので注意したほうがいいとのことです。
ホワイトオークはオークと違い硬く粘りが少ない。
だからオークが粘りで割れを抑えていたのが、ホワイトオークだと粘れず割れてしまうそうです。
たしかに材のよっては内部割れが多い材料です。
ナラ材でやるような幅広の一枚板の天板はホワイトオークではできなさそうですね。
1本の丸太を半分に割って、そこから幅の広めの板目を3枚、柾目を6枚ほど製材していました。
乾燥による縮みを他の材より多めにみて厚みを決めていると言っていました。
価格はやはり上昇傾向で立米40万円がつく日も近いでしょう。
ですがこの日の話を聞いて思ったのは、ホワイトオークはいい木材だということ。
マジカルファニチャーでは今後も慎重に選びながらホワイトオークを使います。