５月は椅子をいっぱい作っていました。
家具の中でも椅子は他の家具とは勝手が違います。
ソファもですが、椅子は人の身体を支えるので強度という部分に強く配慮します。
それでいて綺麗な椅子を作りたいと考えるのが家具をやっている人間の性格というもんです。
そうなると角度がついたり、曲がったりと手間がかかります。
それでも、そういうものをデザインしてしまうのです。

久しぶりの椅子をたくさん作るという作業は楽しくて、大変でした。
ずっと部材加工が何日も続いて、なかなか椅子の形になりません。
でも、ここであせると後で苦労することになりので、下準備を入念にします。

数をこなすと、１脚作った時には見えないものが見えてくるから不思議です。
感覚が開くというか、気づかなかったことに気付きます。

ちょっと改良点が見えた気がします。
また秋ぐらいに試作してみようかな、、、。